日米野球で打率4割 SB柳田“33歳でメジャー挑戦”の現実味は
「世界のギータ」になりつつある。
日米野球でメジャーリーガーも驚愕の活躍をしているソフトバンクの柳田悠岐(30)。9日のサヨナラ2ランをはじめ、計4試合で15打数6安打(打率.400)、7打点、2本塁打と当たっている。
MLBのベースコーチを務める松井秀喜氏は「何か特別なものを持っている。中堅から逆方向にあれだけ距離が出るのは、今までの日本人打者にはいなかった」と絶賛した。
柳田は大のメジャー好きで知られ、バッティングの参考にしているのは、かのバリー・ボンズや、昨年39本を放ち新人の本塁打記録を作ったドジャースのベリンジャー。当然、メジャー志向も強いが、ソフトバンクはポスティングシステムによるメジャー移籍を認めていない。柳田は昨オフ、球団にポスティングを直訴するも却下され、3年契約を結んだ経緯がある。
つまり、メジャー挑戦できるのは、最短で海外FA権を取得する20年オフになる。柳田自身、「33歳でのメジャー挑戦はちょっときついかな」とこぼしていた。ナ・リーグのあるスカウトも「33歳という年齢はとても不利です」と言ってこう続ける。