張本ペアを圧倒 伊藤美誠の混合Vは“卓球トレーニング感覚”
17日、全日本卓球の混合ダブルスで伊藤美誠(18)・森薗政崇(23)ペアが大会連覇を果たした。
対戦した張本智和(15)は「男子ダブルスと戦っている感じだった」と白旗。対する伊藤は「中国の男子選手の球を普通に返している張本くんの球を受けてみたかった」と振り返り、「すごい楽しかった」と笑顔を見せた。
出場種目の増加と共に負担も増えるが、3種目にエントリーする伊藤はダブルスに出ることがプラスになっているという。
「私の場合、省エネ卓球なので、どうしても『早く試合を終えたい』と思ってしまって、そうすると体をきちんと使えていなかったりする。でも、ダブルスをやることできちんと足も動くし、スタミナもつく。トレーニングのような感覚でやることで、他の試合にもいい影響が出ているかなと。これから体つきが変わってくる年齢にもなったので、トレーニングへの意識も高まりました」
相棒である森薗の存在も大きい。伊藤の5歳年上だが、「僕は緊張していて、美誠“さん”を見て落ち着いた」とすっかり立場は逆転。以前から「美誠がやりやすいように動くのが僕の仕事」が口癖だ。
カカア天下が“夫婦円満”の秘訣か。