中国にもひるまず 伊藤美誠は石川佳純から“エースの座”奪取

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 2020年東京五輪卓球シングルス代表は、20年1月発表の世界ランク上位2人を選出。団体戦要員の3人目は世界ランクやダブルスなどの実績を考慮して決める。この1月から世界ランクの規定が変わり、ワールドツアーの優勝がこれまで以上に高く評価されることになった。

 17年の全日本決勝で平野美宇(18)に負けた石川佳純(25)は、18年には連続決勝進出記録が7で止まり、伊藤美誠(18)が優勝。女子の勢力図が変わった。

 Tリーグ関係者が言う。

「伊藤はフィジカルを鍛え、スピードとスタミナがアップ。ベテランの石川よりメンタルが強く、中国相手でも臆することはない。11月のスウェーデンOPでは中国の主力3人に圧勝した。批判を承知で10月スタートのTリーグに参戦しないのも『東京で金を取るため』とハッキリ言うところが伊藤らしい。ロンドン五輪の平野(早矢香)、リオの福原(愛)はともに27歳。2人はそれが最後の五輪となった。石川も27歳で東京五輪を迎える。代表は19年の戦いによる世界ランクで決まる。成長著しい伊藤(12月現在7位)は世界ランクで石川(同3位)の上に行くだけでなく、日本のエースになりますよ」

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