名門・早稲田高でもパワハラ騒動 野球部前監督が悲憤告白
■「解任は納得できない」
解任の理由を聞くと、学校側は、野球部を取り上げた報知新聞の記事が問題だと言ったという。三原氏が続ける。
「副校長は『学校側は取材申請があったことも知らなければ、それを了承したこともない。だから、解任だ』と。記事に添えられた写真に部員数人の顔が出ていたのですが、これについては個人情報の漏洩だと責め立てられた。しかし、私は事前に野球部責任教師の松永部長に取材の依頼があったことを伝え、了承を得ていました。実際、取材当日には学校の守衛さんが『取材ですよね、聞いていますよ』と報知の記者さんを迎え入れているんです。生徒の写真の掲載については私は関わっていませんが、部員やその親御さんは報知新聞に取り上げてもらったことを喜んでおられた。解任は納得できず、パワハラだと感じています」
解任の撤回を求めて訴訟を起こした三原氏は、OBとして監督就任前から15年以上にわたって無償で野球部のコーチを務めてきた。監督就任にあたり、都内で経営していた和食店を閉店。監督としての手当はなく、受け取っていたのは1日1200円の弁当代と交通費だけというから、ほとんどボランティアである。