ソフト柳田にメジャー熱視線 来オフ挑戦なら年俸いくら?
「あのパワーは素晴らしい。メジャーでも間違いなく通用するよ」
こう話すのは、ア・リーグ球団のあるスカウトだ。
ソフトバンクの柳田(30)は今季が3年契約の2年目。順調なら来年海外FA権を取得すると同時に、契約が満了する。
本人もメジャーに色気がある。海外FA直前の3年契約というのも、本来は5年契約を考えていた球団が、柳田に配慮して短くしたという経緯がある。
2014年から5年連続3割を打っており、15年(打率・363)と昨季(同・352)は首位打者を獲得。15年、17年と昨季は30本塁打以上をマークした。四球も多く、出塁率は4年連続リーグトップの4割超だ。
冒頭のスカウトは「柳田なら、すぐにでもメジャーでレギュラーを張れる」と、こう続ける。
「以前から米国でも評価の高い選手だったが、昨年の日米野球でさらに注目を浴びた。特に初戦でパドレスの守護神、カービー・イェーツからバックスクリーンに叩き込んだホームランは、MLBの公式サイトでも取り上げられたほど。ステロイド全盛期だった90年代後半に比べると、現在は20本も打てば十分ホームランバッターという時代。柳田はそのパワーに加え、広角に打てる打撃、俊足で肩も強いなど、走攻守揃った外野手として評価されている。ただ、年齢と故障の多さはネック。メジャーのスカウトは今季と来季、柳田がどんなシーズンを送るか注目しています」