レアルの“新ネイマール” ビニシウスがCL4連覇のカギ握る
欧州チャンピオンズリーグ(CL)3連覇中のレアル・マドリード(スペイン)が、日本時間14日早朝にオランダのアヤックスと決勝トーナメント1回戦を戦い、敵地での第1レグを2―1でモノにした。勝利の原動力となったのが、2000年7月生まれのブラジル人18歳FWビニシウスだ。
2017年5月、ブラジルの名門フラメンゴで16歳10カ月の時にプロデビュー。その2カ月後、レアルと移籍交渉が成立した。10代選手としては、破格の移籍金58億円が話題になった。ニックネームは「ニュー・ネイマール」。ブラジル代表のエースFWと同じ左サイドが主戦場だ。
先発したアヤックス戦の後半14分に存在感を見せつけた。相手エリア左サイドに出たボールを相手DFをぶっ飛ばしながらキープ。ドリブルで中に切れ込み、絶妙のタイミングでパスを送ると僚友FWベンゼマが、右足ダイレクトシュートをゴール左サイドネットにドスン!
同30分に同点に追い付かれたレアルだが、同42分にMFアセンシオが決勝ゴール。この日は黒ずくめのユニホーム姿だったが、「白い巨人」と呼ばれて一目を置かれているレアルが、オランダの難敵を相手に先勝した。
前人未到の4連覇なるか? 18歳のニュー・ネイマールのパフォーマンスから目が離せない――。