ロッテ藤原は打撃に苦戦 「野球脳と体力」不足を打撃C指摘
存分にプロの洗礼を受けている。
28日、ソフトバンクとの練習試合に2番・中堅でスタメン出場して4タコに終わったロッテの藤原恭大(18)。ここまで実戦11試合で34打数7安打(打率.206)3打点と苦戦している。
大村巌打撃コーチは「光るものはあるし、野球センスは高い」と素材の良さを褒める一方で、こう言った。
「日々の練習の中で、プロの目まぐるしい動きや細かいサインに『頭パンパンです……』と言っていた。なんと言うか、言葉を選ぶの難しいね、この平成30年の時代で。愛されるキャラクターというか、まあ、論理的ではない感じではあるよね(苦笑い)」
さらに、体の問題も指摘した。
「はっきり言って、体は弱いです。筋肉もないし、本人もプロの厳しさを感じていると思う。『これまでほとんどトレーニングをやったことがない』って言っていたから。大阪桐蔭はあまりトレーニングをしないらしいね。うちにいる(プロ5年目の)香月一也(2014年ドラフト5位)も全然体力がない。西武ライオンズだけ(森、浅村、中村など)“良い大阪桐蔭”が行っているんだよなあ(笑い)」
プロの壁に阻まれてきた甲子園のスターは星の数ほどいるが、ロッテの高卒ルーキーとしては54年ぶりとなる開幕スタメンの座をつかめるのかどうか。