マスターズ“上から目線”が反感買い近隣住民とトラブルに

公開日: 更新日:

 今年のマスターズでは、5番パー4のティーイングエリアが後方に下がり、総ヤーデージ数が延びることになる。オーガスタナショナルGCでは、毎年のように少しずつ手直しが行われている。今後は13番パー5をはじめとしたアーメンコーナーのホール延長や駐車場のトンネル工事など、大規模な工事予定が入っている。

 これらの改造を可能にしているのは、隣接ゴルフ場の一部買収や住宅、商業施設の地上げによるもので、ここ数年に4万平方メートルの土地をオーガスタナショナルGCが取得しているからだ。

 ただ、この改造と土地買収に問題がないわけではない。土地買収には、地元の迷惑を考えずに、金に物を言わせて地上げしているもようだ。

■USGAとR&Aと違う方向性

 豊富な資金を持つオーガスタナショナルGCは相場の1・5倍から数倍の金額表示で敷地を広げており、その際メジャー大会「マスターズ」のために地元住民は積極的に協力するのが当然という態度が、反発を買っている。

 先にコース横のワシントンロード沿いの小さなモールやいくつかの商業施設を買収して、すでに地域住民の日常生活に不便をかけている。そのうえトンネル工事、買収した施設の取り壊しと、その後の整備などで、ホコリや騒音にも地元は悩まされるのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  2. 2

    大山悠輔逃し赤っ恥の巨人にOB評論家《良かった》 FA争奪戦まず1敗も…フラれたからこその大幸運

  3. 3

    悠仁さまの進学先に最適なのは東大ではなくやっぱり筑波大!キャンパス内の学生宿舎は安全性も高め

  4. 4

    過去最低視聴率は免れそうだが…NHK大河「光る君へ」はどこが失敗だったのか?

  5. 5

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  1. 6

    《次の朝ドラの方が楽しみ》朝ドラ「あんぱん」の豪華キャストで「おむすび」ますます苦境に…

  2. 7

    国民民主党・玉木代表まだまだ続く女難…連合・芳野友子会長にもケジメを迫られる

  3. 8

    「人は40%の力しか出していない」米軍特殊部隊“伝説の男”が説く人間のリミッターの外し方

  4. 9

    瀬戸大也は“ビョーキ”衰えず…不倫夫をかばい続けた馬淵優佳もとうとう離婚を決意

  5. 10

    迫るマイナ保険証切り替え…政府広報ゴリ押し大失敗であふれる不安、後を絶たない大混乱