初招聘FW鎌田大地は森保J“大迫依存”脱却の切り札になるか
準優勝に終わった1月のアジア杯・UAE大会で最大の問題といわれたのが「大迫勇也(ブレーメンFW)依存症」だ。森保一監督は打開策を探るべく、今季ベルギー1部で12得点の新鋭FW鎌田大地(シントトロイデン=STVV)を初招聘した。「チャンスが来れば得点する自信がある」と言い切る点取り屋が、現地ベルギーで力強く語ってくれた――。
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独フランクフルト時代は、名将ニコ・コバチ監督(現バイエルン・ミュンヘン)から「技術と状況判断力が素晴らしい」と絶賛されながら、昨季リーグ3試合出場にとどまり、わずか1年でベルギーにレンタル移籍することになった鎌田。新天地では前半戦だけで2ケタ得点の華々しい活躍ぶり。STVVの躍進の原動力となっている。
「1年間はフィジカル強化に力を入れました。でもプロサッカー選手はそういう時間を長く過ごすべきじゃない。自分は去年も常に上のレベルを目指していた。今季STVVに来て、ようやく得点チャンスに絡めるようになりました」と彼はJ1鳥栖時代以来の再会となった筆者に自身の成長を熱っぽく語ってくれた。