妻子残し単身渡仏した息子へ…昌子源の父親が送るエール
ロシアW杯16強戦士である昌子が渡仏して2カ月。妻子を日本に残し、過酷な環境下でサッカー人生を懸けた勝負に出ている。そんな息子を日本から見守る兵庫県サッカー協会技術委員長の父・力さん(姫路独協大学サッカー部監督)は「今は、いろんなもどかしさを抱えながら戦っているように感じる。何とか踏みとどまって1部残留を果たしてほしい」とエールを送る。
昌子の所属するトゥールーズが1―5で大敗した3日のリヨン戦は、JFA公認S級コーチの力さんにとっても衝撃的だった。
「高校生が大学生相手に必死にかかっていくんだけど、いなされる……そんな印象でしたね。フランスには『個と個のバトル』が10個あったとしても『カバー』や『サポート』の概念が少ない。源は、その必要性や具体的方法を仲間に伝えたいんだろうけど、直接伝えられないから十分な意思疎通ができない。ロシアW杯やACLで積み上げた自信があったのに自分もへこまされ、解決策もすぐには見いだせない。本当にもどかしさが募る状況だと思います」と父は息子をおもんぱかった。
■「“五感”を見直すことが大事」