「おおらかにやりたいが…」元“満塁男”駒田徳広さんの葛藤
四国アイランドリーグplusは前期・後期の2期制で、高知の18年の成績は4チーム中、前期2位、後期3位と悔しい結果だった。
「勝てないのはボクのせい。おおらかでも、むちゃくちゃじゃいけない。そのさじ加減が難しいですね。もっと頑張れ、という気持ちが、選手にうまく伝わらなくて、もどかしいし……。つい、選手を叱り過ぎちゃうんですよ」
監督業だけでなく、慣れない一人暮らしも大変そうだ。
「いや、それは大丈夫。選手の住むチームの寮にボクも住んでいるんですけど、食事も買い物も洗濯も自分でやっていますよ。高知は“陽”の空気が流れている土地柄。ボクに合っていますね」
18年3月、高知市内にバー「KOMA’S HOUSE」を開店した。
「ボクが経営してるんじゃなくて、ボクは手伝っているだけ。顔を出すのは週1回ぐらい。高知での試合が終わった後は、必ず行きますよ。バーの経営は引退後、2年ぐらい横浜の関内でやっていました。何にしても、誰かの指示でやるんじゃなくて、自分でアイデアを出してやることが楽しいから、自分の店を持ち、自分でやりたいようにやるのは面白いですね」