「おおらかにやりたいが…」元“満塁男”駒田徳広さんの葛藤
さて、駒田さんは81年、ドラフト2位で桜井商業高校から巨人に入団。83年、史上初のプロ初打席満塁本塁打の華々しいデビューを飾り、槙原寛己、吉村禎章とともに背番号から“50番トリオ”といわれ活躍した。
勝負強く“満塁男”と愛され、92年のシーズンオフに、日本人としては球団初の1億円プレーヤーに。
「バブルの真っただ中で給料が上がっていきましたから、横浜の70坪超の土地を1億数千万円で買い、特注の家を2億円近くで建てました。車もフェラーリとかポルシェとかクラシックカーとか、いろいろ乗りましたね」
90年、4歳下の自身のファンと結婚。26歳の長男、24歳の長女はともに会社員。長女は独立し、現在は夫人と長男が川崎の自宅に暮らす。
(取材・文=中野裕子)