元ソフトバンク捕手の田上秀則さん 今は母校で後進の指導

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 中日で戦力外になりながら、ソフトバンクの入団テストに合格。その後、正捕手に上り詰めて大活躍した不屈の選手がいた。2009年にパ・リーグのベストナインに選抜された田上秀則さん(38)だ。引退したのは5年前。さて今、どうしているのか?

■「僕らの時代と今ではメンタル面も練習方法も違う」

 大阪は大東市龍間、生駒山中腹にある大阪産業大学生駒キャンパス。「全国制覇」の看板が掲げられた屋内練習場に行くと、付属高校の硬式野球部員たちのハツラツとした声が響いていた。

 約60人の動きに鋭い視線を送っているのは田上さん、その人。今年2月、監督に就任したばかりだ。

「ここは僕の母校なんでね。卒業からちょうど20年後に、またユニホームを着られるとは思ってもいなかったですよ」

 ウエートトレーニング室が併設された屋内練習場は約1000坪。隣接するグラウンドは、大産大野球部と交互に使っているという。

「テーマは“元気のいいチーム”。練習では打線強化に時間を割いています。いかに効率よく練習メニューをきちんとこなすか、練習をどうやって実戦につなげるか。この2つを部員が自主的に取り組めるよう指導・サポートするのが、部長、コーチ、そして僕の役割だと思っています」

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