著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

“評価額13億円”大型DF冨安健洋 身辺が慌ただしくなるワケ

公開日: 更新日:

 ベルギーに戻った冨安健洋が今季終盤を戦うのは、ベルギー1部7~15位チームが参戦するプレーオフ2。優勝すれば欧州リーグ(EL)予備戦2回戦に出場できる可能性もあり、絶対に負けられない戦いだ。「プレーオフ1に行けなかったショックは大きいけど、今はもう切り替えています」と語る身長187センチの大型DFには、今夏の欧州ビッグクラブ移籍の噂もある。その動向が大いに注目されている。

  ◇  ◇  ◇

「スタメンリストを作る際、真っ先に書くのがトミヤスの名前だ」と今季からシントトロイデンの指揮を執るブレイス監督がコメントしたというほど、チーム内で重要性を高めている冨安。アジア杯期間の3試合を除き、今季リーグ戦27試合フル出場を果たしているのを見ても、その存在価値の大きさがうかがえる。

 今季欧州CLに参戦していたベルギーの強豪ブルージュとの3月2日の対戦でも、3バックの右DFに陣取った冨安は今季リーグ10得点の大型FWモラエスにしっかりと体を寄せ、自由を奪いながらシュートコースを消していく。今季11ゴールのMFファナケンの決定機では、ガラ空きになったゴール前に体を投げ出してブロック。絶体絶命のピンチを堂々と阻止してみせた。試合は0―1の敗戦となったが、冨安がいなければ、もっと大差がついていただろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希はロッテの「足枷」だった…いなくなってFA石川柊太の入団がもたらす“これだけのメリット”

  2. 2

    絶対守護神マルティネス「巨人入り」急浮上の舞台裏…米敏腕記者が「2年24億円で合意間近」と

  3. 3

    フジテレビが2番組を終了させダウンタウン松本人志に「NO」を突き付けたワケ…日テレとは異なる対応

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  5. 5

    米倉涼子「ドクターX」興収30億円でも満島ひかりが阻む"興収女王"の座…期待値の高さから落胆の声も

  1. 6

    立花孝志氏が大阪・泉大津市長選で惨敗…有権者の投票行動を後押しした「お笑いみたいな噂」

  2. 7

    佐々木朗希の「独りよがりの石頭」を球団OB指摘…ダルやイチローが争奪戦参戦でも説得は苦戦必至

  3. 8

    安倍昭恵氏が石破外交“切り札”に? 米トランプ次期大統領との会談模索に「私人」を担ぎ出す情けなさ

  4. 9

    安倍昭恵さん×トランプ夫妻「夕食会」の舞台裏…永田町で飛び交う臆測と“パイプ役”の名前

  5. 10

    M-1グランプリ審査員は“完璧な布陣”…ますます高まる「松本人志不要論」