「アジアの壁」井原監督も絶賛するDF冨安健洋の近未来は…
「あれで20歳とは思えない。規格外」と吉田や長友佑都(ガラタサライDF)が驚愕したアジア杯で彼がMVP級の働きをしたことで吉田、昌子ともに危機感を募らせた。
「ベルギーに行って、たくましくなったなと思いますね。フィジカル的にも伸びしろがあるし、タテパスを前に付けるところやフィードといった攻撃センスもまだまだ磨ける。あの年齢で、世界基準を肌で感じながら戦えるのは本当に楽しみ。本人も貪欲にうまくなりたい、強くなりたいというメンタルの持ち主なんで、もっと上まで行けると思います」と、かつて<アジアの壁>と呼ばれたJリーグ福岡時代の恩師である井原正巳監督(元日本代表DF。現柏コーチ)も底知れぬ潜在能力を高く評価する。
欧州5大リーグでのブレークも現実味を帯びてきた本人は「井原さんが褒めてくれた? ありがとうございます」と、はにかみながらも「僕の中ではまだまだ足りない部分は多い」と先を見据えている。