悩める萩野に先輩メダリスト入江が「海外修業」のススメ

公開日: 更新日:

 競泳の世界選手権(7月、韓国)の代表選考会を兼ねた日本選手権が2日開幕。1日には公式練習が行われ、リオ五輪男子400メートル銅の瀬戸大也(24)、2017年世界選手権女子200メートル個人メドレー銀の大橋悠依(23)らが本番のコースで調整した。

 今大会は男女のエースである萩野公介(24)が心身の不調、池江璃花子(18)が白血病治療のため欠場。池江はともかく、萩野はスランプを理由に出場を取りやめた。今夏の世界選手権の金メダル獲得で、来年の東京五輪代表資格を得るが、萩野は来年の日本選手権まで持ち越しとなる。

 自国開催の五輪で金メダル取りを期待されながら壁にぶつかった萩野に、ロンドン五輪男子背泳ぎ200メートル銀の入江陵介(29)が「今の状況から抜け出すには練習環境を変えるのも手段のひとつ」とアドバイスする。

 06年に平成生まれ(2年)の選手として初めて日本代表入りしたベテランスイマーによれば、現在の萩野のようなトップ選手が大スランプに陥るのは珍しいことではないとか。入江自身も、自分の泳ぎを見失ったり、泳ぎたくても体が動かない状態になるのは、これまで何度も経験しているという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動