世界選手権2種目代表も…大橋悠依“和製鉄の女”へ6秒の壁
世界選手権(7月=韓国)代表選考会を兼ねた競泳の日本選手権(東京・辰巳)最終日が8日に行われ、女子400メートル個人メドレーで、大橋悠依(23)が4分33秒02で優勝。派遣標準記録(4分36秒35)を突破し、200メートル個人メドレーに次いで2種目での代表入りを決めた。
今大会開幕後は、自分のイメージと実際の泳ぎのギャップに悩まされていたそうで「世界水泳ではどんな状態でも結果を残せるように、夏に向けて練習していきたい」と話した。
白血病治療に専念している池江璃花子(18)に代わる女子のエースは、得意の個人メドレーで2度目の世界選手権の舞台に立つ。今夏のライバルとなるのは、リオ五輪金メダル(200、400メートル個人メドレー、100メートル背泳ぎ)のカティンカ・ホッスー(29=ハンガリー)。複数種目をこなし、“鉄の女”の異名を持つ、女子の競泳界を牽引するトップスイマーだ。
大橋は東京五輪での金メダルが有力視されるホッスーに並々ならぬ対抗心を燃やしている。自身も“和製鉄の女”を目指していることから、「自分の存在をアピールするためにも、できれば今年中に勝っておきたい」という。