エース不在の競泳日本 東京五輪メダル量産かけて100日合宿
日本のお家芸が異常事態だ。
日本水泳連盟は9日、競泳の世界選手権(7月=韓国)代表の男女17人を発表。8日閉幕の日本選手権で派遣標準記録をクリアして個人種目で出場権を得たのは、わずか10人。前回2017年のブダペスト大会の17人から大幅減である。
日本選手権では実績があるベテランや期待された若手のタイムが伸びなかった。平井伯昌日本水連競泳委員長は「(追加選考が行われる)ジャパン・オープン(5月=東京)では、大幅に(代表入り選手が)増えることを期待したい」と、奮起を促した。
今大会は萩野公介、池江璃花子の男女のエースが不在。東京五輪に向けて選手層の底上げを図るため平井委員長は「コミュニケーションを取るためにも、なるべく集まってやる機会を増やしたい。固まって(練習を)やった方がいい」と、所属の垣根を越えた合同合宿を行うと明かした。
今回、代表入りしたメンバーを中心に9日から合宿を開始。今月末には豪州のケアンズに場所を移して行い、その後も継続して合宿を張るという。