恩師が明かす小出監督 指導者への第一歩と知られざる苦悩
彼の指導の特徴は褒めて伸ばすこととよくいわれるけど、本当は短気な男なんだ。自分を殺して、我慢して選手のことはめったに怒らなかった。それがストレスになっていたから、浴びるように酒を飲んでいたんじゃないかな。たばこも吸ってたしな。彼との思い出は尽きないが、日本の陸上界、そして女子マラソン界のために本当によく頑張ってくれた。感謝の気持ちでいっぱいだ。安らかに眠ってください。
(談=帖佐寛章・元陸連専務理事)