球団タイ33試合連続出塁 巨人坂本「三塁で東京五輪」浮上
しかし、代表でも正遊撃手かといえば話は別のようだ。脅かす筆頭候補は今宮(ソフトバンク)である。これまでは打撃が弱かったが、8日現在、打率・338でリーグ1位と覚醒。もともと2013年から5年連続ゴールデングラブ賞の守備力には定評がある。NPB関係者がこう言った。
「他にもその今宮から昨年同賞を奪った名手の源田(西武)、京田(中日)も打撃が好調でしょう。遊撃にはタレントが揃っている。稲葉監督の頭痛の種は三塁です。現状でめぼしいのは、もうすぐ36歳になるベテランの松田(ソフトバンク)くらいしか見当たらない。そこで正三塁手候補に浮上しているのが坂本なんです」
巨人でも近い将来、打撃に専念するために遊撃から三塁へ転向するプランがある。遊撃の後釜候補は二塁手の吉川尚くらいで、まだまだ安泰だが、来年の五輪を機に完全転向の機運が高まる可能性はある。