イ・ボミから消えた思い切り…やはり気になるイップス症状
【ワールドレディースサロンパス杯】
今大会はここ2年連続で韓国人プロが優勝し、初日は今季から日本ツアー参戦のペ・ソンウ(25)が68で回って単独首位。1打差2位タイに前年覇者の申ジエ(31)がつけるなど、今年も韓国人プロの強さが目立ったが、カヤの外だったのがイ・ボミ(30)だ。
イン発進の前半は16番からの3連続を含む4ボギーとスコアを落としてターン。アウトで2つ取り戻して2オーバー50位タイにつけたが、フェアウエーキープは8ホールだけ。グリーン上では31パットとプレーに精彩を欠いた。
かつては2年連続の賞金女王(2015年、16年)に輝く最強女子プロだった。ところが17年に賞金ランク23位に後退すると、18年は同83位。今季は7試合に出場してトップ10は一度もなく、予選落ち3回。平均ストローク73・45(ランク52位)、賞金ランク70位と低迷している。会場ではクラブを引きずってとぼとぼと歩くシーンがあり、体も一回り小さくなったように見える。
現地でイ・ボミを見た小暮博則プロが、「ターゲットに対してスクエアにアドレスが取れていません」とこう解説する。