「引退危機」の声も… 阪神・藤浪に今オフメジャー挑戦案
藤浪は18年1月に渡米してダルビッシュ(カブス)と自主トレを行い、メジャー屈指の左腕であるカーショー(ドジャース)とも交流を深めた。「メジャー移籍なら国内の他球団で復活されて恥をかくこともない。ファンだって新天地がメジャーなら移籍に反発はないでしょう。少なからず譲渡金の恩恵にもあずかれます」(前出のOB)
■問題視される阪神の飼い殺し
とはいえ、藤浪がバリバリ活躍していた時期ならまだしも、ここまで落ちぶれてしまった今、獲得に名乗りを上げるメジャー球団はあるのか。
「持っている能力はピカイチですからね」と、さる米球界関係者がこう続ける。
「フジナミは2メートル近い身長があり、手足も長い。フィジカルはもちろん、ストレートも変化球もメジャーで通用するでしょう。大阪桐蔭高時代から複数球団が注目していたし、数年前には20球団近いスカウトが投球を視察している。今は心理的な問題を抱えて低迷しているが、18年11月から施行されたポスティングシステムは譲渡金が契約の総額によって変動するため、旧制度よりも金銭的なリスクは少ない。球団によっては3年総額500万ドル(約5・5億円)程度の条件を出すでしょう」