2020年米大統領選は「若者の野球離れ」を食い止められるか
しかし、少なくとも公立大学の無償化が進めば大学を卒業した後の若者の可処分所得が増加し、スポーツ観戦のような余暇への出費も増えることになる。
大リーグにおける観客の年齢の上昇は、若年層での「野球離れ」の進行を示唆する。大学を卒業しても若者の経済的なゆとりの乏しさが、余暇への出費を抑制した結果でもあろう。
大リーグの経営者たちは、「自分たちへの規制は少なく、若者が球場に来やすくなるような支援は手厚く」という状況を期待することになるのである。