著者のコラム一覧
岡邦行ルポライター

1949年、福島県南相馬市生まれ。ルポライター。第3回報知ドキュメント大賞受賞。著書に「伊勢湾台風―水害前線の村」など。3・11後は出身地・南相馬中心に原発禍の実態を取材し続けている。近著に「南相馬少年野球団」「大島鎌吉の東京オリンピック」

最後の仕事は「トヨタ」のネームバリューにこだわった

公開日: 更新日:

 中村は、やはり「上皇・上皇后を応援団にした男」である。

 (つづく)

▽なかむら ゆたか 1927年(昭和2年)、大分県別府市生まれ。51年九州大学医学部卒、九大病院整形外科を経て58年国立別府病院整形外科科長。60年英国ストーク・マンデビル病院に留学、64年東京パラリンピック選手団団長、65年社会福祉法人「太陽の家」創設、75年アジアパラリンピック競技大会の前身となる「フェスピック」を大分で開催。81年国際障害者年に大分国際車いすマラソン大会を開催。84年7月肝臓がんで他界、享年57。葬儀委員長はソニー名誉会長の井深大。昭和天皇から正五位勲三等瑞宝章が授与される。また、現・上皇后からお手摘みの生花が祭壇に並べられる。上皇・上皇后のお言葉をはじめ、常陸宮殿下から弔電。参列者約3000人といわれた。

【連載】「日本パラリンピックの父」の正体

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  2. 2

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  3. 3

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  4. 4

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  5. 5

    “年収2億円以下”マツコ・デラックスが大女優の事務所に電撃移籍? 事務所社長の“使い込み疑惑”にショック

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…

  3. 8

    日本にむしろ逆風…卓球王国中国で相次ぐトップ選手の世界ランキング離脱と進む世代交代

  4. 9

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  5. 10

    迷走するワークマン…プロ向けに回帰も業界では地位低下、業績回復には厳しい道のり