コパSFブラジルに完敗…メッシ代表引退するの?しないの?
「代表で結果を出せないメッシは数年来、プレースタイルを変えた。ブラジル戦でも見られましたが、ボールを持ったらドリブルでとにかくフィニッシュに持ち込むことに専念するのではなく、DFラインの前のボランチの位置に入り、両サイドMFに長めのボールを送ったり、チームを勝利に導くための方策を模索していました。今回のコパは、彼が<メッシであること>のプライドもあるし、優勝が<至上命令>でした。相当なショックを受けていることは、想像に難くありません」
そのメッシには「引退するする詐欺」というニックネームがある。
例えば、2016年6月のコパ決勝でチリ代表に負けると「代表を辞める」と宣言。ところが1カ月後には前言をあっさり撤回し、ロシアW杯南米予選メンバー入り。18年のW杯本大会でもプレーしている。前出の中山氏がこう言う。
「メッシは『自分のせいで勝てない』とチームの敗戦の責任を一人でかぶり、14年ブラジルW杯決勝でドイツに敗れた時もそうでしたが、代表引退を何度も口にしてしまう傾向があります。これからも引退を示唆することがあるかもしれませんが、自分自身へのリベンジという思いから、数年は代表でプレーするのでは、と思っています」
あと何度か、メッシの引退「するする詐欺」が見られそうだ――。