36歳の豊ノ島大樹は大ケガから再起をかけモデルチェンジ
相撲ぶりも変わった。左四つを得意とし、かつては左下手を取ることにこだわっていた。それが現在は体ごとぶち当たってから前に出る相撲が目立つ。左四つを捨てたわけではなく、差すよりも前に出て圧力をかけることを優先しているため、差し手にはあまりこだわらなくなったのだ。
大ケガから復帰も、すでに36歳。力士としては高齢の豊ノ島のモチベーションとなっているのが、親友にしてライバルの琴奨菊の存在だ。部屋は違えど、入門は同期。ともに下戸という共通点もある。豊ノ島自身としても、番付を上げて、もう一度、横綱大関と戦いたいという気持ちもあるという。
老いてますます盛んだ。
▽とよのしま・だいき
●本名は梶原大樹
●1983年6月、高知県宿毛市出身
●169センチ、160キロ
●最高位は関脇
●女優のミラ・ジョボビッチは相撲好きで、豊ノ島のファン