中日4連勝に若手の積極起用 松坂一軍復帰に評論家が疑問符

公開日: 更新日:

 昨季の松坂は“超VIPローテ”だった。序盤で緊急降板したときを除けば、登板は中10日以上。当然ローテは崩れ、長いイニングが期待できないゆえに中継ぎはフル稼働を強いられた。今回も同じことが起こるのは間違いない。

 評論家の山崎裕之氏はこう言う。

「正直、いまの松坂に野球選手として多くを期待できません。厳しい言い方をすれば、ほぼ終わっている選手といえるでしょう。ずぬけた実績と知名度があるから、マスコミが期待してあおるものの、現状の力で評価するのがプロの世界。山井のように、ローテの谷間であってもしっかり先発の役割を果たせればいい。松坂も実績は申し分なく素晴らしいですが、戦力にならなければ意味がない。マスコミはそういう部分を取り上げない。松坂に代わる若い投手がいるのであれば、そちらに切り替えるべき。投手だけでなく、根尾らフレッシュなところに目を向け、2~3年後を見据えて育成した方が今後のためになります」

 指揮官は「勝つために松坂の力を借りたい」と言うが、リハビリ中のゴルフ騒動などで元怪物を見る選手の目は白けているのが実情だ。若手の力を借りた方がよっぽどチームに活気が出るのではないか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…