中日・根尾と二軍首脳陣に聞いた プロ5カ月目の“現在地”
26日、中日のドラフト1位ルーキー・根尾昂(19)のフレッシュオールスター(7月11日=楽天生命パーク宮城)出場が発表された。高校時代にしのぎを削った日本ハムの吉田輝星、ロッテの藤原恭大、広島の小園海斗も選出され、メディアは「高校BIG4が再結集!」と騒いでいるが、その「BIG4」の中で一軍出場がないのは根尾のみ。最強・大阪桐蔭の二刀流選手として甲子園を沸かせ、昨秋ドラフトで4球団が競合した年代最高のエリートが後れを取っている。本人や小笠原二軍監督に話を聞き、黄金ルーキーの「現在地」を探った。
■「才能だけでプロ入り」
日が暮れた後、寮に隣接する室内練習場から「カーン」と乾いた打球音が聞こえてくる。
「やってますか?」
「まだやってるよ」
球団スタッフがすれ違いざま、感心しながらこんな会話を交わすのは日常的光景だという。
話題の主は根尾だ。