デラロサも活躍未知数…G“9助っ人に12億円”に他球団が溜息
巨人懸案のリリーフ陣に救世主が現る――というほどのインパクトは残せなかったわけだが、球団もハナからそこまでは期待していない。
チーム関係者によれば、「首脳陣は、すぐにデラロサを守護神に抜擢するつもりはなく、勝ちパターンはあくまで今のマシソン、中川に任せる意向です。デラロサが結果を出して不安の残るリリーフ陣に安定感をもたらしてくれればもちろんいいが、球団は今後の結果次第では、来季の先発起用を視野に入れている。つまり、来年以降を見据えた上での途中補強でもあり、今季に限っては守護神定着までは望んでいないのではないか」というのだ。
それで、ポンと年俸3000万円の途中補強とは太っ腹だが、そもそも今季の巨人は助っ人の年俸だけで実に、10億円を軽く超えるカネを出している。今季は9人もの外国人選手が在籍し、育成の助っ人も含めれば総勢11人の大所帯。現在一軍にはビヤヌエバ、マシソン、この日デビューしたデラロサが登録されているが、前半戦で一軍の戦力になったのは、今は抹消中ながら、ここまで先発として6勝4敗、防御率3.39だったメルセデスくらいのものである。