泥沼10連敗から6勝3敗 楽天則本が証明した“エースの条件”

公開日: 更新日:

 24日の西武戦に先発した楽天則本昂大(28)。パ随一の強力打線に苦戦しながらも、6回3失点。1点ビハインドでマウンドを降りた。

 しかし、その直後、5番銀次が逆転2ラン。リリーフ陣も終盤を無失点でしのぎ、則本は負け投手一転、勝ち投手で今季2勝目(1敗)を挙げた。

 銀次は試合後、「(則本が)一生懸命に投げていたので、負けを付けたくなかった」と話した。リリーフ陣にしても、同じ気持ちだったのではないか。

 則本は気持ちを前面に出して力投するタイプ。球質によるものか、それとも打者がその気迫を感じるのか、ソフトバンクの今宮は、「打席でボールが大きく見える。打者に向かってくるような感じですね」と、話していた。

 楽天は7月8日まで泥沼の10連敗。それが則本の復帰登板となった7月9日以降は、6勝3敗と持ち直している。

 この日の勝利で、楽天は西武と入れ替わって3位に浮上。チームの力が「10」なら、それを「15」にできるのがエースというものだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    元ソフトバンク「伊奈ゴジラ」の転落人生…淡路島で盗み84件総額472万円、通算5度目の逮捕

  3. 3

    大関・大の里すでに「師匠超え」の鋼メンタル!スキャンダル報道もどこ吹く風で3度目賜杯

  4. 4

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  5. 5

    テレ朝に“ナスD”超え「1億円横領」続々の過去…やりたい放題で解雇された社員のヤバい所業

  1. 6

    東洋大姫路・岡田監督が吐露「本当は履正社に再任用で残る予定で、母校に戻るつもりは…」

  2. 7

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  3. 8

    山下智久「正直不動産」映画化でひと儲け狙うNHKに「甘い」の声も…山P人気は下降気味

  4. 9

    レイズ看板選手「未成年への性的虐待容疑」で逮捕も…ドミニカは殺人も銃撃も「無罪放免」の実態

  5. 10

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在