東洋大入学時から指導する日本水連の平井伯昌競泳委員長によれば、大橋は気が小さくて、極度の心配性だという。
大会前の合宿で、予定通りのメニューを消化して十分な練習を積んでいるにもかかわらず、「まだ、足りないのではないか」と自らを追い込んだり、レース直前に「スタートで失敗したらどうしよう」とマイナス思考に陥ることもあるそうだ。
心配性な性格はレースにも影響し、終盤のスタミナ切れを恐れて、序盤で積極的な泳ぎができず、平凡なタイムに終わることもあった。
女子競泳陣で東京五輪のメダル獲得を期待できるのは現状だと大橋ぐらいのものだ。本番で実力を発揮し切るためには極度のビビり癖を矯正するしかない。