池江不在の影響も…新種目の混合リレーにアンカー問題浮上
日本のリレー種目はアンカーのデキが勝敗のカギを握りそうだ。
来年の東京五輪で表彰台を期待される陸上男子の400メートルリレーは100メートル日本記録保持者(9秒97)のサニブラウン・ハキーム(20=フロリダ大)がアンカーに内定。日本を代表するスプリンターは世界選手権(9月28日開幕=ドーハ)が、苦手なバトンワークの試金石となる。
この男子以上にアンカーを不安視されているのが、東京五輪の新種目として実施される水泳の混合リレー(4×100メートル)。この混合リレーは男女2人ずつでチームを編成し、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライ、自由形の順で競う。男女の泳ぐ順番は各国の裁量に任される。
競泳は先行を許すと、追う側はプレッシャーから力みが生じてフォームを崩し、タイムが伸びないのが一般的。そのため、各国とも先行逃げ切りを図るため、第1、2泳者は男子を起用している。日本も同様の戦術を採用しており、韓国・光州で行われている世界選手権では入江陵介(背泳ぎ)、小関也朱篤(平泳ぎ)、大橋悠依(バタフライ)、大本里佳(自由形)の4人で臨む。