国学院久我山・尾崎監督に聞く 1日3時間練習の工夫と指導
――「働き方改革」という言葉もあり、効率のいい時間の使い方が求められていますよね。
「僕は要領が悪い方で、物事に没頭しがちなタイプです。彼らも一つのことに没頭させていいんじゃないかとも思います。練習時間は3時間しかないですけど、1日は24時間ある。学校でしかできないことは学校でやり、家に持ち帰ってやれることは家でやるという形でもいい。生徒には『勉強を1日13時間やれるとしても、途中で休憩を入れるでしょ? じゃあ、休憩なしで3時間集中したらどう?』という話もします」
■大学でも野球は9分の6
――卒業生には東大野球部に所属する選手もいます。大学へ進学して、野球を続ける子たちの割合はどれくらいですか?
「今のレギュラーですと、9分の6くらいですね。できれば、大学でも続けてほしいとは思っていますが、受験して大学へ進学、高校で野球が終わる子もいます」
――夏の地方大会中、学校では夏期講習が行われていました。