国学院久我山・尾崎監督に聞く 1日3時間練習の工夫と指導

公開日: 更新日:

「暑い中、いつも応援してくれている吹奏楽部の3年生から、準決勝、決勝にならないと全員が揃わないと伝えられました。準々決勝の早実戦では3分の1ほどが球場へ来ることができなかった。吹奏楽部の子たちには、『(準決勝からの試合会場である)神宮に連れて行く。最終的には甲子園にも来てもらいたい』と伝えました。究極の割り切りです。来ないからダメというのでは、負けるのを覚悟しているのと同じ。全員が揃う日まで負けない、という気持ちを伝えることで、野球部も吹奏楽部もお互いがプラスになるのではないかと」

 ――なるほど。

子どもたちが学業と野球のバランスを取ることは、大人が仕事と家庭のバランスを取るようなものではないかと思う。学業が仕事で、家庭の部分が部活動になるのでしょう。僕も妻と3人の子どもがいますが、仕事も家庭もうまくいかないと生きてはいけませんし、家庭がうまくいかないと仕事がダメになったり、仕事がダメでも家庭に助けられることもある。もちろん、子どもたちに大人になれと求めるわけではないが、2つのバランスをうまく取れるようになれば、大人になったときにプラスになるのではないかと思っています」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」