国内リーグの空洞化を防ぐ若手育成計画“プロジェクトDNA”
海外大量移籍時代に突入して「国内の若いスター選手が次々と海外へ行ってしまうと、Jリーグの注目度低下は避けられない」と危惧する声は少なくない。今の日本サッカー界の看板である久保建英(18=レアル・マドリード)を筆頭に、森保一監督率いる日本代表に名を連ねるようなタレントは大半が海外組だ。こうした中、より魅力的なJリーグをつくるにはどうしたらいいのか。真剣に考えなければならないテーマだ。
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1993年のJ発足から26年が経過し、日本人選手のレベルアップは著しい。イニエスタやビジャ(ともに神戸)のような世界的スターも参戦するなどJリーグの質も注目度も確実に上がっている。
一方で「欧州に行かなければ本物の世界基準は体感できない」と言う若手が多いのも事実だ。
6月のコパ・アメリカ(ブラジル)に参戦した杉岡大暉(湘南)も「日本だったら多少クロスを上げられても失点に直結することは少ないけど、コパでは違った。外でやらなきゃ経験できないものがあると分かった」と海外を意識し始めたことを明かした。