実業団の伊勢丹時代は自分の余暇の時間にラグビーの練習

公開日: 更新日:

 そもそも、社会人になる前から、日本独特の実業団スポーツの在り方には疑問を持っていました。

 普通、企業に入社したら社業に従事することで報酬を得るわけです。実際、僕も伊勢丹の社員として働くことによって給料をもらっていました。

■アマチュアを逸脱

 しかし、社会人になった1991年ごろには、アマチュアのはずのラグビーの世界でも、企業によってはラグビーをすることでサラリーをもらう選手も現れ始めました。

 福利厚生から発展してきた実業団スポーツが、広告宣伝費が投入されることで「チームが強くなって試合に勝たないと企業の宣伝にならない」と環境が大きく変化していったからです。

 こうなると「選手は就業時間を減らしてもいいから練習に精を出してくれ」ということになります。もはやアマチュアのレベルを逸脱した形態となっていったのです。

■日本でもプロ容認

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動