実業団の伊勢丹時代は自分の余暇の時間にラグビーの練習

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 そもそも、社会人になる前から、日本独特の実業団スポーツの在り方には疑問を持っていました。

 普通、企業に入社したら社業に従事することで報酬を得るわけです。実際、僕も伊勢丹の社員として働くことによって給料をもらっていました。

■アマチュアを逸脱

 しかし、社会人になった1991年ごろには、アマチュアのはずのラグビーの世界でも、企業によってはラグビーをすることでサラリーをもらう選手も現れ始めました。

 福利厚生から発展してきた実業団スポーツが、広告宣伝費が投入されることで「チームが強くなって試合に勝たないと企業の宣伝にならない」と環境が大きく変化していったからです。

 こうなると「選手は就業時間を減らしてもいいから練習に精を出してくれ」ということになります。もはやアマチュアのレベルを逸脱した形態となっていったのです。

■日本でもプロ容認

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