格下ミャンマーにわずか2点…森保Jが露呈した3つの課題

公開日: 更新日:

 その長谷部の後継者として森保ジャパンの主軸ボランチを任されているのが、スペイン2部の古豪デポルティボに所属するMF柴崎である。

 アギーレ元監督時代の14年9月に代表デビューを果たしたが、ハリルホジッチ元監督や西野前監督時代は出番が少なかった。ところがロシアW杯後に就任した森保監督には重用され、攻守の要と呼ばれるポジションで存在感を増している。

「しかしながら……」とドイツサッカー協会公認のS級ライセンスを保持する評論家・鈴木良平氏がこうズバリ指摘する。

「ボランチに要求されるものに〈戦う姿勢を前面に打ち出す〉〈攻守のつなぎ役としてボールタッチの回数を増やす〉などがあるが、たとえばミャンマー戦、5日に鹿嶋市で行われたパラグアイとのテストマッチの出来栄えでは、柴崎には落第点しか与えられない。ミャンマー戦では、彼の持ち味である〈前線にスパッと縦パスを入れる〉という場面が少な過ぎた。そもそも〈ボールをもらうポイント〉が良くない。フリーの状態でボールが欲しいのか、DFラインまで下がってボールをもらいたがる。これでは相手エリアで効果的なパスを繰り出すのは難しい」

 現状のままでは長谷部の後継者は名乗れそうにない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    八角理事長が明かした3大関のそれぞれの課題とは? 豊昇龍3敗目で今場所の綱とりほぼ絶望的

  2. 2

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係

  3. 3

    元DeNAバウアーやらかし炎上した不謹慎投稿の中身…たびたびの“舌禍”で日米ともにソッポ?

  4. 4

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    フジテレビ顧問弁護士・菊間千乃氏に何が?「羽鳥慎一モーニングショー」急きょ出演取りやめの波紋

  2. 7

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  3. 8

    菊間千乃は元女子アナ勝ち組No.1! フジテレビ退社→弁護士→4社で社外取締役の波瀾万丈

  4. 9

    中居正広「引退」で再注目…フジテレビ発アイドルグループ元メンバーが告発した大物芸能人から《性被害》の投稿の真偽

  5. 10

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も