阪神は連続Bクラス濃厚 福留・糸井・球児をクビにできるか
ヤクルトは10日、小川監督と宮本ヘッドの今季限りでの退任を発表。阪神はそのヤクルトに延長十回に勝ち越され痛い黒星。史上3球団目の通算5000敗を記録し、自力CS進出の可能性も消滅。残り試合は14。2年連続Bクラスが濃厚になってきた。
ファンにとって不幸なのは、来年のチームもおそらく代わり映えしないことだ。42歳の福留と38歳の糸井が打線の主軸になるのは間違いない。27歳の山田哲や19歳の村上がタイトル争いしているヤクルトとはえらい違いだ。阪神は投手陣も、先発は38歳のメッセンジャー、救援は39歳の藤川が中心になるだろう。
40歳前後のベテランがチームの柱になっているのは、彼ら以上に結果を出す若手がいないからにほかならない。しかし、それは現時点での話。若手はエネルギッシュだし、可能性がある。ヤクルト村上のように、三振の山を築こうが、守りが下手だろうが、若い選手はゲームに使って、泣いたり、悔やんだり、喜んだりしなければ成長しない。先のないベテランにいつまでも頼っていてはチームは変わらないし、ファンは夢も希望も持てない。