東京五輪男子マラソン“第3の男” 大迫と設楽は今後どう動く

公開日: 更新日:

 ならば、この2人は本番でメダルが狙えるのか。

 ある陸上関係者は、「それは別問題です」と言って、こう続ける。

「日本の男子マラソンは低迷期が長い。それでも国民は五輪代表にメダルを求め、マスコミも過度にあおる。本番が近づくにつれて選手の重圧は増すばかり。それで体調を崩す者もいる。おそらく陸連は、設楽と大迫ならメンタルも強いし、2人とも代表入りしてくれるのがベスト、最低でも1人は入ると思っていただけに誤算だった。MGCの中村はレース前の作戦が見事にはまった。しかし、本番ではアフリカ勢が給水ポイントなどで、何度もペースの上げ下げを行い、ライバルのスタミナを奪おうとする。東京五輪では37キロからのきつい坂を考え、一定のペースを守りつづけることはまず無理です。中村、服部がアフリカ勢のスピードの変化に対応し、最後の坂で勝負に出るだけの力を残せるかといえば、今は厳しいと言わざるを得ない」

■陸連の期待裏切った「1億円」の大迫と設楽はどう出るか


 ならば、MGCで代表切符を獲得できなかった設楽と大迫は今後、どう動くのか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    べた褒めしたベッツが知らない、佐々木朗希"裏の顔”…自己中ぶりにロッテの先輩右腕がブチ切れの過去!

  4. 4

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  5. 5

    ついに不動産バブル終焉か…「住宅ローン」金利上昇で中古マンションの価格下落が始まる

  1. 6

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 7

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  3. 8

    和田アキ子戦々恐々…カンニング竹山が「ご意見番」下剋上

  4. 9

    紀香&愛之助に生島ヒロシが助言 夫婦円満の秘訣は下半身

  5. 10

    フジテレビにジャニーズの呪縛…フジ・メディアHD金光修社長の元妻は旧ジャニーズ取締役というズブズブの関係