東京五輪男子マラソン“第3の男” 大迫と設楽は今後どう動く

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 ならば、この2人は本番でメダルが狙えるのか。

 ある陸上関係者は、「それは別問題です」と言って、こう続ける。

「日本の男子マラソンは低迷期が長い。それでも国民は五輪代表にメダルを求め、マスコミも過度にあおる。本番が近づくにつれて選手の重圧は増すばかり。それで体調を崩す者もいる。おそらく陸連は、設楽と大迫ならメンタルも強いし、2人とも代表入りしてくれるのがベスト、最低でも1人は入ると思っていただけに誤算だった。MGCの中村はレース前の作戦が見事にはまった。しかし、本番ではアフリカ勢が給水ポイントなどで、何度もペースの上げ下げを行い、ライバルのスタミナを奪おうとする。東京五輪では37キロからのきつい坂を考え、一定のペースを守りつづけることはまず無理です。中村、服部がアフリカ勢のスピードの変化に対応し、最後の坂で勝負に出るだけの力を残せるかといえば、今は厳しいと言わざるを得ない」

■陸連の期待裏切った「1億円」の大迫と設楽はどう出るか


 ならば、MGCで代表切符を獲得できなかった設楽と大迫は今後、どう動くのか。

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