貴ノ富士 自己弁護&責任転嫁だらけ会見は誰の差し金か
要するに「引退は嫌だ」とダダをこねる子供と同じ。問題は、そんな“子供”に弁護士を雇ってスポーツ庁に上申書を出すという知恵があったのかという点だ。
25日に提出した上申書では処分軽減だけでなく、協会のガバナンスや体質改善も訴えていた。この日も「(協会の)上からの指導が絶対というシステムが問題だと思っている」と貴ノ富士自身が語っている。にもかかわらず、「具体的にどの点でシステムに問題があると感じたか」と聞かれるや、途端に沈黙してしまった。
さらに貴ノ富士の代理人弁護士は「貴ノ富士が我々を選んだ経緯? それは申し上げられません。一言でいえば、ある方のご紹介です」と多くを語らず。
貴ノ富士は、かつて協会に反旗をひるがえした貴乃花の弟子だ。その貴乃花の取り巻きには、法曹界に通じた人物もいる。そういえば、貴乃花も協会在職中、内閣府に告発状を出すという似たような手口を使っていた。
まさかとは思うが、貴ノ富士は誰かの操り人形として、彼らの代弁者になっているだけなのかもしれない。