男女マラソン新記録で…東京五輪メダル日本勢に大きな重圧
国内では東京五輪のマラソン代表が男女2人ずつ内定し、「スピード勝負ではアフリカ勢にかなわないが、酷暑の東京が舞台ならメダルのチャンスはある」との声も聞く。
しかし、6日に閉幕した世界陸上ドーハ大会のマラソンを見れば、そんな淡い期待も吹っ飛んだ。深夜のレースにもかかわらず、女子は気温30度、湿度70%を超える悪条件の中、途中棄権が続出。それでも“アフリカ勢”がメダルを独占(2位のバーレーン選手はケニア出身)した。男子は女子より気温、湿度ともやや低かったが、やはり3着まではアフリカ勢だった。
「酷暑と地の利」だけが頼みの綱となる日本選手にとって、キプチョゲやコスゲイの記録は別次元のものでしかない。