巨人は今年も大補強へ着々 即戦力投手逃しドラフト大誤算
さる球界関係者がこう言う。
「巨人は1位のくじ引きを2度外した昨年、その後に総額40億円とされる大補強を敢行した。今年も同じですよ。外れ外れ1位から指名を高校生の『将来性』重視に切り替えたのは、『即戦力』は昨年同様、大補強に走るつもりだからでしょう。野手はもちろん、FA権を取った投手では、広島・野村、楽天・美馬、西武・十亀、ロッテ・益田あたりが市場に出る可能性がある。外国人では契約が切れる最優秀中継ぎ賞の中日・ロドリゲスらの動向を注視しています」
日本シリーズの40人枠から外れた開幕守護神のクックがこの日、米国へ帰国した。守護神候補として今季加入も、13試合の登板で、0勝2敗6セーブで防御率は4・80に終わった。クックはこのまま退団となりそうで、当然、外国人補強にも力を入れる見込みだ。前日のドラフトの結果を受け、球団のフロントは、日本シリーズどころではなくなったのではないか。