ソフト甲斐野5000万円更改も…東洋大出世争いに意外な伏兵
10日、初の契約交渉に臨んだソフトバンクの甲斐野央(23)が、3500万円増の年俸5000万円でサインした。
東洋大からドラフト1位で入団した今季は、65試合に登板して2勝5敗8セーブ、26ホールド。不動のセットアッパーとしてチームの日本一に大きく貢献し、侍ジャパンの一員としてプレミア12でも好救援を見せた。
今季は同じ東洋大でしのぎを削り、「三羽烏」と称されたDeNA1位の上茶谷大河、中日2位の梅津晃大も一軍で活躍。2人はすでに契約更改を終え、25試合に登板して7勝6敗(防御率3・96)の上茶谷が2800万円増の4300万円、6試合登板で4勝1敗(同2・34)の梅津が300万円増の1500万円でそれぞれサイン。プロでの出世争いは甲斐野が一歩リードした格好だが、そこへ思わぬ伏兵が割って入ってきた。
東洋大からドラフト7位でオリックスに入団した内野手の中川圭太である。契約金2500万円の下位指名ながら、4月終盤に代打でのプロ初出場でチャンスをつかみ、内外野をこなしながらスタメンに定着。交流戦では打率・386で新人初の首位打者に輝いた。