オリが獲得“282本男”ジョーンズにユーキリスの二の舞懸念
「来年の8月で35歳という年齢からすると、上がり目は期待できません。メジャーでは、35歳を境に外野手の実力は衰えると見られており、ジョーンズがオリックス入りを決断したのは、メジャーで好条件を得るのは厳しいと判断したからではないか。実際、ジョーンズは攻守とも下り坂に差し掛かっています。ここ数年はボール球に手を出す率が40%台で推移しており、スライダー、変化球で打ち取られるケースも増えた。パ・リーグの投手陣に苦戦する可能性は高く、三振数は3ケタを記録するかもしれません。かつて楽天でプレーしたユーキリス程度ではないかと見ています」(スポーツライター・友成那智氏)
ケビン・ユーキリスといえば、レッドソックスの元4番打者ながら、楽天では21試合に出場しただけで(打率・215、1本塁打)、故障もあって帰国した大物だ。
ジョーンズはオリオールズ時代にメジャーでの人種差別を告発して、黒人や米国外出身選手の地位向上に努めるなど、人格者として知られた。若手へのアドバイスを惜しまず、クラブハウスリーダーとしてナインの信頼も厚かった。不可解な選手起用があると、ショウォルター監督に食ってかかることもあったという。が、存在感を発揮するのはグラウンド外なんてことにもなりかねない。