五輪遠泳“灼熱肥だめ”で強制危機 会場変更を阻む小池確約
「多くの日本の関係者もお台場の水温と水質を問題視し始めている。マラソン会場が変更されたことを受け、『マラソンスイミングももっといい環境に移るべきじゃないか』という声が上がっている」(水泳競技関係者)
果たして、お台場からの会場変更は可能なのか。五輪会場問題に詳しい建築エコノミストの森山高至氏はこう言う。
「マラソンスイミングであれば、追加で“ハコモノ”を造る必要がありません。選手の声が大きくなれば『国際オリンピック委員会(IOC)』が変更を決める可能性はあるでしょう。ただ、問題があります。札幌へのマラソン会場変更の際、小池都知事がIOCと『マラソン・競歩以外の会場変更はなし』と確約したことです。これがIOCの判断の“重し”になっているとみられます。IOCが確約を破棄することも考えられますが、そうなると知事のメンツは丸つぶれでしょう」
小池知事のメンツのために“灼熱肥だめ”で泳がされることになれば、とてもアスリートファーストとは言えまい。
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