40億円丸儲けのソフトB・柳田 メジャーで契約ならいくら?
ちなみに18年はリーグトップの打率・352、出塁率・431、長打率・661。いずれも自己最多となる102打点、36本塁打を放った。出塁率、長打率はともに4年連続リーグ1位。走っても21盗塁を記録するなど圧倒的な成績を残していた。もし昨オフに海を渡っていたら、どんな契約が結べたか。前出の友成氏が続ける。
「確実性、長打力、足も速いため今のメジャー球団が求める2番打者にピッタリ。筒香のような打つだけの5、6番タイプよりニーズがあります。守備力も高く、センター、ライトができる。30歳の挑戦は年齢的にギリギリのタイミングですが、3年総額2000万ドル(約22億円)~2500万ドル(約27億5000万円)の評価だったでしょう。03年に松井がヤンキースと結んだ3年総額2100万ドル(当時は約24億円)と、ほぼ同等です」
ソフトバンクはこれまでポスティングシステムでのメジャー移籍を認めておらず、これは現実的ではない。海外FA権を利用した34歳シーズンでの挑戦ではメジャー契約が絶望的なら、ソフトバンクとの7年間の契約分はそのまま丸儲け。それが分かっていたからこそ、柳田は残留の道を選んだに違いない。