走りと体幹に課題…ロッテ・佐々木に必要な「歩き方改革」
ひとつの課題といっていい。
15日、ロッテ1位の佐々木朗希(大船渡)が新人合同自主トレの練習後、「疲れがだいぶたまっています。練習がハードなので、ついていくことに精いっぱいという段階。ついていくことに集中しています」と、現状を吐露した。
■本人も重要性を認識
それは、スプリントのトレーニングでも見て取れた。佐々木は「疲れるので慣れていかないといけない。正しいフォームで走らないとマイナスになる。フォームを大事にしながら、下半身や上半身の筋力を鍛える必要があると思います」と、課題を挙げた。
さるチーム関係者がこう言う。
「佐々木はまだ体幹がしっかりしていないのでしょう。腰や膝など体のあちこちに負担がかかる走り方になっているといえます。走る際に体がブレるなど、体の使い方、力の伝え方に課題がある。力を伝える方向にバラツキがあると、力のロスが生じ、ケガの原因にもなる。歩き方についても、踏み出す足がやや内側に入って、すり足気味なので足腰に負担がかかりやすい。佐々木はもともと柔軟性が高く、手足も長い。体幹を強化するなど、筋力、柔軟性、全身の持久力を総合的に整えていくことで、普段の練習の効率アップはもちろん、投球においてもより安定したパフォーマンスを発揮できるようになるはずです」