DJが東京五輪回避…欧米プロらコロナ禍で欠場加速の可能性
簡単に言えない者もいる。
2016年の全米オープン覇者のダスティン・ジョンソン(35=世界ランキング5位、以下DJ)が、東京五輪を欠場する意向であると、2日のAP通信などが報じた。
報道によれば、DJの代理人はツアーの過密日程を欠場理由に挙げている。
東京五輪の男子ゴルフ日程は7月30日~8月2日(埼玉・霞ケ関CC)。五輪前後の米ツアーの日程を見ると、2週間前に全英オープンがあり、2週間後にはフェデックスカップのプレーオフ第1戦ノーザントラストが行われる。DJは、五輪よりプレーオフの3試合を優先し、長距離移動を挟む過密日程を避けたというのが本音なのだ。
■名誉ならメジャー、マネーならプレーオフ王者
欧米プロの多くは、「名誉なら、五輪よりメジャータイトル。マネーならフェデックス年間王者(賞金約16億円)」という考えだ。トッププロで五輪の金メダルを最優先する者は皆無に等しい。