インターハイ中止の余波「最後の夏」消えた高校生の処方箋

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスの感染拡大により、東京五輪は1年延期になったが、「最後の夏」を奪われたのは史上初のインターハイ(全国高校総合体育大会)中止が決まった高校生たちだ。この決定は、春のセンバツ大会が中止になった高校野球にも影響を与えるのは必至。中体連(日本中学校体育連盟)も今夏の全国大会を中止にする方針だ。

 問題はこれからだ。センバツ大会の中止が決まった学校の野球部員は気持ちの落ち込みが激しく、中には自暴自棄になった者もいる。先日、朝日大学(岐阜県瑞穂市)の野球部員(未成年)がホームレスの高齢者を投石で殺すという痛ましい事件があった。彼らがそうとは限らないが、ストレスを抱えてあらぬ行動に出てしまう者も中にはいるのではないか。指導者たちもこんな経験は初めてだけに「助言の言葉が見つからない」との声も聞く。

■不条理を乗り越える術

 スポーツ選手のメンタルカウンセリングを行っている専門家に話を聞いた。

 メンタルトレーナーの高畑好秀氏が言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動