不運のロッテ福田 肩に死球で骨折離脱で弱点克服先延ばし
不運の極みと言っても過言ではない。20日に右肩甲骨の亀裂骨折が判明し、二軍落ちとなったロッテの福田秀平(31)。16日の巨人戦で死球を食らった際のケガだという。
昨オフ、FA権を行使し、6球団による争奪戦の末、4年総額6億円ともいわれる金額でロッテに入団。控えだったソフトバンク時代から心機一転、外野のレギュラーとして期待されていた矢先だった。もともと、ケガの多い選手だったとはいえ、練習試合のさらに追加試合のアンラッキーでは泣くに泣けない。
ソフトバンクOBは「これで福田の“課題”はまた先送りになってしまった」と、こう続ける。
「福田は走攻守の三拍子が揃った外野手。バランスよくまとまっており、能力だけを考えれば、控えに甘んじる選手ではない。それがレギュラーに定着できなかったのは、ひとえにスタミナ不足、1年間戦える体力がなかったからです。スタメンで起用すると、最初の数試合はいい働きをする。ところが、出場を続けているとだんだんと疲労が蓄積、打撃が尻すぼみになり、登録抹消……というのが恒例だった」